ローマ帽子の謎【新装版】 / エラリー・クイーン

2024年12月1日

*この記事は2012年11月11日に別ブログに投稿したものほぼそのままです。

新作劇<ピストル騒動>上演中のローマ劇場の客席で、弁護士のフィールド氏が毒殺された。現場から被害者のシルクハットが消えていたことを手がかりに、ニューヨーク市警きっての腕ききリチャード警視と、推理小説作家エラリーのクイーン父子が難事件に挑む! 巨匠クイーンのデビュー作にして、“読者への挑戦状”を掲げた<国名シリーズ>第一弾の傑作長編。解説:有栖川有栖

エラリー・クイーンは小学生の時に、子供向けと思われる(だってポプラ社で漫画絵の表紙と挿絵)『事件は火曜日にはじまった…』と『Zの悲劇』を読んで、おもしろーいと思っていた記憶があります。
でも実際に本屋で探すと分厚くてねえ……読めるかな、と不安でした。
ので、読んでなかったんですよねえ……。

ですが、新訳版が出たのを知って、せっかくだからと読んでみることにしました。
そして読めましたねー。

演劇の上演中、劇場内で殺人事件が発生。
それをエラリー・クイーンと父のクイーン警視が解決する、と言う話。

読者への挑戦状がはさんでありますが、私は犯人当てをしていません。
それでも楽しかったので、よかったです。
そもそも私は推理をすることはほとんどありませんし。

で、問題をひとつひとつつぶしていくので読みやすかったし、わかりやすかったです。
解説の有栖川さんは推理にまだ甘いところがあると書いていらっしゃいますが、その辺分かりません……。
楽しめればいーのよ、な人間なので(笑)。
ちょっと古い部分もあるし(Not推理)、この時代の風俗は知らないのでへーっと思うところはありましたが、違和感は感じなかった。
そうなんだーと思ったくらいです。

そうそう、この本は一週間くらい前に読み始めたんですが、ちょうどその頃本好きの従姉妹の家に行ったんですね。
で、その従姉妹が角川の『ローマ帽子の秘密』を持ってまして。
どうして同じ時期に読もうとしているのか……や、面白いからいいけど。
出版社が違うので、当然訳者さんも違う。
なので、ちょっくら比べてみよう!! と言うことで、序文を比べてみました。
意味は一緒なんですが(当然だ)、訳し方と言うか、単語や文章の並び、表現が違ってて(これも当然)、どっちが読みやすいかはそれぞれだなと思いました。
『ローマ帽子の秘密』のほうは読んでないのでわかりませんが、中村有希さん訳の創元推理文庫版『ローマ帽子の謎』はすごく読みやすかったです!!
サクサク読めました。時間があれば(爆)。

何はともあれこれで同じ創元推理文庫版の『フランス白粉の謎』は安心して読めます。
来年(2013年)には『オランダ靴の謎』も出ますしねー。それも楽しみ。

Information

ローマ帽子の謎(2011.08.31)
エラリー・クイーン
東京創元社
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