相棒とわたし / 瑞山いつき

2019年2月7日

*この記事は2011年12月17日に別ブログに投稿したものほぼそのままです。

旧貴族のエッドは、大地のエネルギーを喰う核獣(ヴィーダ)を狩る滅核獣師(クラフト)になるため、幼馴染みのラッセと共に準軍学校に入学した。相棒として彼の隣にあることを信じていても、戦士として、そして女としては少しだけ自信がなかった。けれど王制復活を目論む反乱により、ラッセが核獣の王として覚醒してしまう。冷たい眼差しのラッセに、エッドは相棒としての覚悟を秘めて対峙し……!

少女向けのライトノベルと言えば、やっぱり恋愛が話の中に結構な比重で入っていると思うんですよ。
一部、当てはまらないのもあるかもしれませんが、私が読む物は大体がそう。
最終的に恋愛も進んだり、相手にそんな思いを抱いて悩んだり、etc…。

が、しかし。

あとがきに書かれていましたが、f-Clan文庫は「今までにない少女小説を目指す」んだそうです。
と言うことは、今までにない、けれど少女小説が読めるわけですね!

この話も、まさに(?)今までにない感じがします。
何がってお互いの、お互いに対する気持ちの行き着いた先が。
普通なら、もうちょっと違うところに行くよねーと。
これ書くとある意味ネタバレになる気がするので書きませんが、恋愛はそれほど得意ではない私には、不満やら何やらはありませんけどね。
けど、その気持ちが重要であることには変わりなかったかな、と。
だからこそエッドはラッセと対峙したし、「何が何でも」の気持ちになって行動したんじゃないかな。

モンスターとか、こういうイラストはあんまり描かれることは少ないと思うんですが、少女向け小説の場合。
しかも、そのモンスターに直接傷つけられるキャラのシーンなど……ありましたよ。
や、キャラが傷つけられるシーンのイラストは別作品で慣れていますが、直接はどうだったかなあ。
あったかもしれませんが、最近の記憶力に自信が……(汗)。
まあ、それはどうでもいいんですが。
そんな話なので、バトルが好きな人にはいいんじゃないかなと。

最後に、多分話には関係ないけど、このお話の中で好きな言葉。
主人公のエッドでも、相棒のラッセの言葉でもなく、エッドの同室のマリアの言葉ですが、ほんと好きなので。

「馬鹿ね。現実逃避に決まっているでしょう。順調に自分を正当化しているんだから、黙りなさいよ重傷者(ヤクタタズ)」