双界幻幽伝 出逢いは前途多難! / 木村千世

2019年2月7日

*この記事は、2012年01月07日に別ブログに投稿したものほぼそのままです。

 死者の霊=幽鬼が見える、少し風変わりだが可愛い天然公主……巷で噂の少女・朧月だが、その実態は超後ろ向きな“引きこもり”少女!! そんな彼女のもとに、劉蒼刻という、顔はいいが少々無愛想な武人がやってきた! 幽鬼を見る能力“双界の瞳”を持つ朧月に、とある依頼があるらしい。外に出るのは絶対にイヤだとぐずる朧月を、「とりあえず連れ出せば、あとはなるように なるだろう」と、無理やり担ぎ出してしまうが――!? やる気ナシ公主とワケあり武人の、愉快痛快中華ファンタジー開幕!!

後ろ向きで引きこもり……なかなかいない主人公だな~と思ったのが、読んでみようと思った理由の一つ。
後ろ向きな主人公はいても、引きこもりまではそうそうないんじゃないかと思って……いるかもしれませんが。
引きこもってたら話進みませんし。
あとは中華ファンタジーだというところでしょうか。
久しぶりに中華もの読んでみようかなと。最近は西洋ものが多かったので。

後ろ向き過ぎると、苛々来るものなのですが、この本の主人公・朧月の後ろ向き加減には笑いました。
後ろ向きに発言の元は“引きこもり”に沿った(?)発言だからかなと。ここまで徹底すれば面白い。
あと、蒼刻の朧月のそれに対する反応も面白かった理由かもしれない。

もちろん朧月がそうなってしまったのには理由がって、その理由を知った時は朧月もつらい思いをしたんだな~と。
蒼刻との出会いで、少しずつでも克服していければいいなと思いましたよ。
……まあ、その蒼刻にも問題はあるのですが。
蒼刻の問題の原因は朧月とは当然方向性が違いますが……そして、こっちのほうが解決するのに時間がかかりそうです。

そして、他の登場人物なんですが……太子・天祥と公主・湘雲の姉弟は……かなりキャラが濃ぃ……。
蒼刻がとてもいい人に見えます。いや、実際蒼刻はいい人なんですけど。
何と言うか、この姉弟は今後もいろいろ振り回してくれそうな予感。
特に天祥!!
これで太子だっていうんだから……まあ、太子だからねっていうのもあるかな(どんな感想だ)。
あと、星彩と張さんのふたり(?)の今後も気になりますね!!
どうなるんだ……“あれ”は……。

3巻まですでに出ているので、次も買おうと思いまーす。